安全靴を買い替えるタイミングは?寿命が来たサインを紹介

公開日:2023/11/15  最終更新日:2023/10/31

Safety boots
安全靴を買い替えるタイミングは、いつが適切なのでしょうか?長く使いたいと思う一方で、安全性を保つためには定期的な買い替えが必要です。この記事では、安全靴を買い替えるべきタイミングについて詳しく説明し、同時に安全靴の寿命に関するサインについても解説。安全靴を履く方々に役立つ情報を提供します。

安全靴の寿命は3~6か月

安全靴は履いているうちに劣化したり、破損してしまったりする場合もあります。まずは、安全靴の寿命について説明しましょう。

経年劣化

安全靴は、危険な作業などをする現場で活躍する靴です。安全靴は履かずに保管していても、経年劣化します。新品の安全靴でも、長期間保管していると劣化して履けなくなる場合もあるのです。

多くの安全靴にはクッション素材としてウレタンが使用されており、加水分解によって靴底が破損することがあります。たとえ使用頻度が低い場合でも、安全靴は劣化により寿命が来ることを覚えておきましょう。

安全に履くための寿命

安全靴の寿命は、履く人の体重や使用する頻度により異なります。また、どのような作業で使用するかによっても、安全靴の劣化具合は変わるものです。一般的には、安全靴の寿命は3か月から6か月といわれています。

ものに当たってつま先が破れたり、留め具が壊れたりして履けなくなる場合もあるでしょう。また、安全靴の靴底はすり減るものです。

とくに水や油で床が滑りやすい状態のときは、安全靴の靴底がすり減っていると非常に危険でしょう。滑って転んでしまい、ケガする可能性があります。

寿命が来るまで履くと事故の原因となるので、少しでも異変があれば買い替える必要があります。

安全靴を買い替えるタイミング

安全靴はどのくらいのサイクルで買い換えたらよいのでしょうか?ここでは、どのような状態が安全靴を買い替えるべきタイミングなのか説明しましょう。

つま先への衝撃

安全靴のつま先にはプレートが入っており、足を保護する役割を果たしています。しかし、安全靴を履いた状態でつま先に衝撃が加わると、安全性を保てない状態となってしまうのです。

つま先に一度でも衝撃が加わった場合は、買い替えるべきタイミングといえます。

破れ

安全靴のどこかに破れがあると、雨水や油が入ってきたり、歩きにくくなったりする可能性があります。とくにつま先に破れがあると、指先を保護できないため非常に危険です。

破れを見つけた場合は、買い替えましょう。

靴底のダメージ

靴底がはがれると、歩いているときにつまずく可能性があります。また、靴底にひび割れがあると、転んでケガする原因となってしまうのです。

靴底がすり減っている場合は、滑りやすくなります。さらに、突起物を踏んでしまった場合、突き抜けて足の裏をケガする可能性があります。

靴底にダメージを見つけた場合は、買い替えたほうがよいでしょう。

安全靴を長持ちさせるコツ

傷んだ状態の安全靴を履き続けるのは、事故やケガのリスクがあるため危険です。しかし、一度買った安全靴は、できるだけ長く履きたいところ。ここでは、安全靴を長持ちさせるためのコツを説明しましょう。

履き回す

1足だけを毎日履き続けるよりも、2・3足の安全靴を履き回すほうが長持ちします。2・3足買っておけば、1日中使った安全靴を翌日休ませられるからです。

履いていない間は、安全靴の中がしっかり乾燥させましょう。いやな臭いの原因である菌の増殖を防げるので、衛生的にもおすすめです。

靴ベラを使用する

安全靴のかかと部分がつぶれるのは避けたほうがよいでしょう。安全靴を履くときは靴ベラを使用して、丁寧に扱うのがおすすめです。

汚れを取り除く

安全靴で作業していると、泥や砂がつくことも多々あるはずです。汚れがついたままの状態では、劣化しやすく耐久性が落ちてしまいます。泥や砂の水分によって、靴底が加水分解する可能性があるためです。

安全靴を脱いだあとは、水分を含んだ布で汚れを落としましょう。最後は乾いた布で拭き取って、水分を取り除いてください。革製の安全靴であれば、靴用のブラシか柔らかい布で優しく汚れを取りましょう。

クリームを塗る

クリームで安全靴に栄養を与えると、数年間履ける場合もあります。靴用クリームを軽く塗り広げてメンテナンスしましょう。

乾いた布や靴用のブラシかスポンジを使用するのがポイントです。

乾燥させる

安全靴を履いて作業すると、靴の中に湿気がたまります。脱いだあとは、毎回靴の中を乾燥させるのが効果的です。靴の中に入れる乾燥剤が販売されているので、履き終わったら乾燥剤を入れるのもよいでしょう。

なお、紫外線を当てると劣化につながるため、日陰で乾かしてください。また、中敷きを取り外して乾燥させたほうが、より早く乾燥します。

まとめ

今回は安全靴を買い替えるタイミングについて解説しました。安全靴は、作業者の足元を守る大切なアイテムといえます。寿命は3〜6か月なので、3〜6か月使用したら買い替えるのが理想です。

寿命が来るまで履き続けると、転んだりケガしたりする原因となるため危険がともないます。少しでも劣化や損傷が見つかれば、すぐに交換しましょう。今回紹介したポイントを参考にして、安全靴の交換時期を見極めてください。

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