通気性のいい安全靴はある?蒸れにくい安全靴の選び方や特徴とは
公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/07/06
今回の記事では、通気性の高い安全靴に特化した内容です。今現在の安全靴に不満を抱えている人や、初めての作業に向けて安全靴を探している初心者の人はぜひ参考にしてみてください。快適な安全靴は、体の疲労軽減にも役立ちます。自身の職場環境を加味したうえで、通気性の高い安全靴を探してみてはいかがでしょうか。
通気性のいい安全靴の特徴
まずは、通気性の高い安全靴の特徴を解説します。安全靴と聞くと、頑丈で安全性が高い反面、通気性は優れていないイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。ここ最近は、各社で安全性と通気性を両立させた、安全靴を販売しています。
通気性の高い安全靴は、素材にこだわって作られています。通気性の高い素材で一般的なものはメッシュ、ナイロンなどです。安全靴の表面を見てもらえれば、素材の違いは一目瞭然でしょう。革靴や一般的なスニーカーと比べて、内部に風を通しやすくなっているのです。
ランニングシューズなどにも使われている、通気性に優れた素材がメッシュやナイロンです。汗も早く乾くので、安全靴内の蒸れを防ぐことができます。また、素材以外に安全靴の通気性を高める要素として、ベンチレーションという機構があります。
ベンチレーションを簡単に説明すると、靴の内部に空気を取り込む、通気孔という意味になります。こちらは、安全靴ならではの機構になります。安全靴の側面に、1cmほどの穴が開いているので、通気性を最大限高めることができます。
ここまで、安全靴の通気性を高める要素を紹介しましたが、せっかく通気性の高い安全靴を用意しても、サイズ選び、インソール選びを誤ってしまうと、せっかくの通気性も軽減してしまいます。サイズはジャストで選び、インソールの通気性にも気を付けましょう。
よいインソールを使えば、安全靴内の温度調節に一役買ってくれます。サイズ選びに関してですが、安全靴は一般的な靴とくらべて、大きめに作られていることがあります。購入する際は、なるべく試着をオススメします。
通気性のいい安全靴の種類
安全靴は、さまざまな形状で販売されていまが、先述した要素をもっていれば、通気性は高いです。形状の違いを大まかに紹介すると、紐靴、マジックテープ、スリッポンに分類されます。好きなデザインで選んで問題ないのですが、いくつかおすすめの選び方を紹介します。
まず、悩んだ人は紐で結ぶタイプの安全靴を選ぶとよいでしょう。もっともポピュラーなデザインで、多少サイズが大きかったとしても紐で微調整したうえで、着用することができます。
つづいて、マジックテープの安全靴ですが、こちらは靴を履く手間を少なくしたい人にオススメです。しかしながら、紐タイプの安全靴と違い、サイズの微調整はあまりできません。大きいサイズを購入してしまった場合には、調整できないこともありますので、サイズ選びには注意しましょう。
最後に紹介するのは、スリッポンタイプです。こちらは、3つの形態のなかで最も脱ぎ履きがしやすい形状です。ただ全種類のなかで、もっともサイズ選びがシビアな形状です。初めて安全靴を購入する人は、避けた方が無難です。
ただしっかり自分にあったサイズを選べれば、素材が柔らかいこともあり、快適な履き心地を実感できます。いままで色々な安全靴を履いてきた人でしたら、挑戦してみることをおすすめします。
安全靴の販売元ですが、作業用品メーカーだけでなく、ナイキやアシックスといったスポーツメーカーからも販売されています。若い人などは、デザイン性を重視して安全靴を選ぶこともできます。ただ、通気性と同時に安全性に関しても、自身の勤務先の水準にあったものを選ぶように注意して下さい。
通気性のいい安全靴を選ぶ際の注意点
通気性の高い安全靴は快適な反面、どんな場面でも活躍できるわけではなく、注意点も存在します。まず、メッシュなどの素材を使っている関係上、雨や土が入りやすくなっています。そのため、屋外の利用には向いていません。
向いている場面は、工場内や運送業などの屋内、もしくは舗装された場所行う作業です。また、職場での事故の危険性が少ない現場では、問題なく通気性の高い安全靴を常用できるでしょう。また、通気性のよい安全靴は比較的軽く、動きやすい作りになっています。
ただあくまで、安全靴なので激しい動きには向いていません。高い作業場から飛び降りたりするのは控えましょう。もし、自身の勤める現場に適している安全靴が分からなければ、上司や勤め先の派遣会社に確認するなどしてから、安全靴を購入するようにしましょう。
最後に、当たり前ですがサイズ選びには気を付けましょう。多くの場合、安全靴は普通の靴と比べて、大きめに作られています。
まとめ
今回の記事では、通気性の高い安全靴について解説しました。自身の勤める現場を考慮する必要はありますが、通気性が高い安全靴はと日々の業務を快適にしてくれます。必要以上に重たい安全靴を履いていると、疲労に繋がるだけでなく、腰などを痛め、仕事に支障が出る場合もあります。
少々値が張ったとしても、毎日使用することになる仕事道具は、できる限りよいものを選ぶことをおすすめします。